
ホロスコープを作ってみたものの、円の中に記号と線がたくさんあって、どこから見ればいいのかわからない。西洋占星術に興味を持った人の多くが、最初にここでつまずきます。
この記事では、ホロスコープの読み方を初心者向けに、天体・星座・ハウス・アスペクトの4つの基本に分けて解説します。10天体と12ハウスの意味の一覧と、最初に読む順番もまとめました。
ホロスコープは、性格や傾向を考えるための材料です。書かれていることを「当たっている・外れている」で見るより、自分を見つめ直すヒントとして読むのがおススメです。
ホロスコープ(出生図)とは
ホロスコープは、ある日時に空のどこに天体があったかを、円の図にしたものです。生まれた瞬間の空を図にしたものを出生図(ネイタルチャート)と呼びます。占いで「ホロスコープを読む」と言うときは、たいていこの出生図のことです。
出生図を作るには、次の3つの情報が必要です。
- 生年月日:天体がどの星座にあったかを出すのに使います。
- 出生時刻:ハウスとアセンダントを出すのに使います。
- 出生地:その場所から見た空の向きを出すのに使います。
出生時刻がわからないと、ハウスとアセンダントは正しく出せません。時刻は母子手帳に書かれていることが多いので、家族に聞いてみましょう。どうしてもわからない場合は、天体の星座とアスペクトだけを読む方法もあります。
ホロスコープは、無料で作れるサイトやアプリがたくさんあります。最初はそうしたものを使って、自分の図を一枚用意しておくと読み進めやすいです。
図の中の記号を最初から全部覚える必要はありません。多くのサイトやアプリでは、図の下に「太陽 おひつじ座 第10ハウス」のような一覧表も表示されます。慣れるまではその一覧表を見ながら読み、記号は少しずつ覚えていけば大丈夫です。
ホロスコープを読むための4つの基本

ホロスコープの要素は、大きく分けると4つです。それぞれが文章の部品のような役割を持っていると考えるとわかりやすくなります。
| 要素 | 表すもの | 文章にたとえると |
|---|---|---|
| 天体 | 心のはたらきや欲求 | 何が |
| 星座(サイン) | そのはたらきの出かたや個性 | どんなふうに |
| ハウス | 人生のどの分野で表れやすいか | どこで |
| アスペクト | 天体どうしの関係 | ほかとどう関わるか |
たとえば「金星がおうし座にあって、第5ハウスに入っている」という場合を考えてみます。金星は恋愛や好きなものを表す天体です。おうし座はゆっくり確かめながら進む星座とされます。第5ハウスは恋愛や楽しみの分野です。合わせると「恋愛では時間をかけて相手を知りたいタイプかもしれない」と読むことができます。
このように、4つの要素を組み合わせて一つの文にしていくのが、ホロスコープの基本的な読み方です。
天体の意味(10天体)

ホロスコープでは、太陽と月をふくむ10個の天体を使うのが一般的です。地球に近い天体ほど日常の気持ちに、遠い天体ほど世代や長い時間の流れに関係すると言われています。
| 天体 | 表すもの |
|---|---|
| 太陽 | 自分らしさ、生き方の方向 |
| 月 | 感情、素の自分、安心できること |
| 水星 | 考え方、話し方、学び |
| 金星 | 恋愛、好きなもの、楽しみ |
| 火星 | 行動力、やる気、怒り |
| 木星 | 広がり、幸運、寛大さ |
| 土星 | 責任、制限、課題 |
| 天王星 | 変化、自由、独自性 |
| 海王星 | 想像力、理想、心のつながり |
| 冥王星 | 大きな変化、生まれ変わり |
雑誌の星座占いで見ているのは、太陽がどの星座にあるかです。月がどの星座にあるかは月星座の記事で、金星の星座は金星星座の記事でくわしく紹介しています。
星座(サイン)の見かた
ホロスコープの円のいちばん外側には、12星座が並んでいます。それぞれの天体がどの星座の位置にあるかで、天体のはたらきの出かたが変わると考えます。
星座の特徴をつかむには、エレメントで分けて覚える方法がおススメです。火・地・風・水の4つのグループに分けると、12個を一つずつ覚えるよりずっと楽になります。エレメントの考え方は星座のエレメントの記事にまとめています。
各星座の性格や恋愛の傾向を知りたいときは、12星座の一覧から気になる星座のページを見てみてください。自分の太陽星座だけでなく、月や金星の星座のページも読むと理解が深まります。
ハウスの意味(12ハウス)
ハウスは、ホロスコープの円を12の部屋に分けたものです。天体が入っているハウスを見ると、その天体のはたらきが人生のどの分野で表れやすいかがわかると言われています。
| ハウス | 主なテーマ |
|---|---|
| 第1ハウス | 自分自身、外見、第一印象 |
| 第2ハウス | お金、持ち物、自分の価値 |
| 第3ハウス | コミュニケーション、学習、兄弟姉妹 |
| 第4ハウス | 家庭、ルーツ、心のよりどころ |
| 第5ハウス | 恋愛、創造、趣味、子ども |
| 第6ハウス | 日々の仕事、健康管理、習慣 |
| 第7ハウス | 結婚、パートナー、一対一の関係 |
| 第8ハウス | 深いつながり、共有する財産 |
| 第9ハウス | 学問、海外、遠い旅 |
| 第10ハウス | キャリア、社会的な立場 |
| 第11ハウス | 友人、仲間、将来の希望 |
| 第12ハウス | 無意識、ひとりの時間、目に見えないもの |
第1ハウスが始まる位置をアセンダントと呼びます。生まれた瞬間に東の地平線にあった星座で、人からどう見られやすいかを表すとされています。くわしくはアセンダントの記事を読んでみてください。
ハウスの分け方にはいくつかの方式があり、方式によって境目が少しずれます。作ったサイトによって天体のハウスがちがう場合は、方式の設定を見てみましょう。
アスペクトの読み方
アスペクトは、天体どうしが作る角度のことです。ホロスコープの中に引かれている線が、このアスペクトを表しています。初心者のうちは、次の5つの主なアスペクトを覚えておけば十分です。
| アスペクト | 角度 | 一般的な意味 |
|---|---|---|
| コンジャンクション | 0度 | 二つの天体のはたらきが重なり、強まる |
| セクスタイル | 60度 | 協力しやすく、チャンスにつながりやすい |
| スクエア | 90度 | ぶつかりやすく緊張があるが、成長の力にもなる |
| トライン | 120度 | 調和しやすく、自然に才能として出やすい |
| オポジション | 180度 | 向かい合う関係で、バランスを取ることが課題 |
角度はぴったりでなくても、数度のずれまではアスペクトとして扱います。このずれの許容範囲が、オーブと呼ばれるものです。5度くらいまでとする考え方が多いですが、10度ほどまで見る人もいます。
スクエアやオポジションは「悪いアスペクト」と言われることもあるでしょう。ただ、緊張があるからこそ努力につながる面もあると考えられています。線の種類だけで良い悪いを決めず、どの天体どうしの関係かを合わせて見ましょう。
初心者が最初に読む順番

全部を一度に読もうとすると、情報が多すぎて混乱します。次の順番で、少しずつ範囲を広げていくのがおススメです。
- 太陽・月・アセンダント:まずこの3つの星座を書き出し、自分の基本的な性格を考えます。
- 水星・金星・火星:考え方、恋愛、行動のしかたを順に見ていきましょう。
- 天体が入っているハウス:天体が多く集まっているハウスがあれば、そこが関心の向きやすい分野と考えられます。
- 太陽と月のアスペクト:線の中から、太陽と月に引かれているものから確認するのがおススメです。
- 残りの天体とアスペクト:慣れてきたら木星や土星などにも広げます。
読んだ内容は、ノートやスマホのメモに書いておきましょう。「金星おうし座、第5ハウス」のように書き出しておくと、本やサイトで調べるときに便利です。
読んでいて「自分には当てはまらない」と感じる部分があっても大丈夫です。ホロスコープは、ひとつの見かたにすぎません。当てはまらない部分は「そういう面もあるのかな」と軽く受け止めておきましょう。
恋愛を知りたいときに見るところ
ホロスコープを恋愛の参考にしたい人は、全体を読む前に次のポイントだけ見てみる方法もあります。どれも「こういう傾向があるかもしれない」と考える材料です。
- 金星の星座:どんなものに心がひかれるか、恋愛で何を大切にしやすいか
- 火星の星座:好きな人にどう近づくか、恋愛での行動のしかた
- 月の星座:パートナーといるときに安心できる状態
- 第5ハウス:恋愛を楽しむ場面や、ときめきの感じ方
- 第7ハウス:結婚やパートナーに求めるもの
たとえば金星が火のエレメントの星座で、月が地のエレメントの星座にあるとします。この場合、恋のはじまりは勢いを大事にしても、長くつき合う相手には落ち着きを求める、という読み方ができます。自分の中にちがう面があると知っておくと、恋愛で迷ったときに気持ちを整理しやすくなります。
ホロスコープについてよくある質問
出生時刻がわからなくてもホロスコープは読めますか?
読めますが、ハウスとアセンダントは正しく出せません。天体の星座とアスペクトだけで読むことになります。月は1日で位置が大きく動くので、生まれた日によっては月星座が確定しないこともあります。
サイトによって結果がちがうのはなぜですか?
ハウスの分け方の方式や、出生地の設定がちがうことが多いです。天体の星座そのものは、ほとんどの場合同じになります。気になる場合は、方式と出生地の入力を見直してみましょう。
ホロスコープで相性もわかりますか?
二人のホロスコープを重ねて、天体どうしの関係を見る方法があります。ただ、相性は二人の関わり方でも変わるものです。結果は話し合いのきっかけくらいに使うのがおススメです。
まとめ
ホロスコープは、生まれた瞬間の空を図にしたものです。読むときは、天体・星座・ハウス・アスペクトの4つの基本を組み合わせて、一つの文にしていくように考えます。
最初は太陽・月・アセンダントの3つから始めて、少しずつ範囲を広げましょう。書かれている内容は、自分を知るヒントとして気軽に受け止めるのがちょうどいいです。
占いに相談する前に読んでおきたい記事
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