
好きな人のことを考えていたら、ちょうどその人からLINEが来た。行く先々で偶然会う。こんなことが続くと、「何か意味があるのかな」と気になりますよね。
こうした偶然の重なりは、シンクロニシティと呼ばれることがあります。この記事では、シンクロニシティとは何か、恋愛で起きると言われる例、特別な相手のサインと言われるものをまとめました。あわせて、偶然に意味をつけすぎないための見方も紹介します。
シンクロを感じたときのうれしい気持ちは大事にしてかまいません。ただ、それだけで相手の気持ちを決めつけないことが、恋愛をうまく進めるポイントです。
シンクロニシティとは?ユングが考えた「意味のある偶然」
シンクロニシティは、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングが使った言葉です。日本語では「共時性」と訳されます。原因と結果ではつながっていないのに、本人にとって意味があると感じられる偶然の一致のことを指します。
ユングは1930年ごろからこの考え方を書き始め、1952年に物理学者ヴォルフガング・パウリとの共著の中でくわしくまとめました。日本では『自然現象と心の構造』という題で翻訳が出ています。
ユングが例として挙げた有名な話があります。患者の女性が金色のスカラベ(コガネムシの仲間)の夢を話していたとき、窓にコガネムシがぶつかってきたというものです。ユングはその虫をつかまえて女性に見せ、それが治療が進むきっかけになったと書いています。
ユングは、シンクロニシティを「未来を予言するしるし」として説明したわけではありません。心の中で起きていることと、外の出来事が重なったときに、本人がそこに意味を見いだす。その体験に注目した考え方です。
恋愛で起きると言われるシンクロの例

恋愛の場面では、次のような偶然が「シンクロ」と呼ばれることが多いです。思い当たるものがあるか見てみましょう。
- 相手のことを考えていたら、ちょうど連絡が来た
- 同じ日に同じことを言おうとしていた
- 予定していない場所で、何度も偶然会う
- 相手の名前や誕生日の数字を、街でよく見かける
- 好きな曲や映画、子どものころの思い出が似ている
- 同じタイミングで、同じものを買っていた
こうしたことが起きると、相手とのつながりを強く感じます。特に、知り合ってまだ日が浅い時期ほど、印象に残りやすいものです。話のきっかけにもなりやすいので、うれしい偶然として相手に話してみるのもいいでしょう。
ただし、相手にシンクロの話をするときは、言い方に気をつけましょう。「私たちって縁があるよね」と何度も言うと、相手によっては重く感じることがあります。「同じこと考えてたね」と軽く笑い合うくらいが、ちょうどいい距離です。
ゾロ目や同じ数字をよく見る、という体験をシンクロとして受けとる人もいます。数字の意味が気になる人は、エンジェルナンバーの記事もあわせて読んでみてください。
特別な相手のサインと言われるもの
スピリチュアルの世界では、シンクロが続く相手は特別な縁のある人だ、という考え方があります。よくサインとして挙げられるのは、次のようなものです。
- 初めて会ったのに、前から知っていたような気がする
- 一緒にいると、無理をしなくても自然体でいられる
- 別の道を選んでも、なぜか何度もめぐり会う
- その人と出会ってから、自分の考え方が変わった
ツインレイやソウルメイトといった言葉で説明されることもあります。こうした考え方は、科学的に確かめられたものではありません。「そういう見方もある」くらいで受けとっておくのが安心です。ツインレイについてはツインレイの特徴の記事で、現実的な目線もふくめてまとめています。
いつ、どんな人と出会えるのかを占いで見る方法は、出会いの時期を占いで見る記事にまとめました。
サインと言われるものに当てはまっても、当てはまらなくても、2人の関係が良くなるかどうかはこれからの行動しだいです。サインを数えて安心するより、相手と過ごす時間を大事にしましょう。
シンクロが起きやすいと感じる理由

好きな人ができると、シンクロが急に増えたように感じることがあります。これには、心のはたらきも関係していると考えられています。
人は、気にしているものほど目に入りやすくなります。たとえば赤い車がほしいと思った日から、街で赤い車をよく見かけるようになる、といったことです。好きな人の誕生日の数字や、その人が好きなキャラクターも同じです。前から街にあったものに、気づきやすくなっているだけの場合もあります。
また、うれしい偶然は強く記憶に残ります。一方で、相手のことを考えていたのに連絡が来なかった日は、あまり覚えていません。そのため、思い出すとシンクロばかりが起きているように感じやすいのです。
気持ちが不安定なときほど、偶然に意味を探したくなる傾向もあります。たとえば相手からの連絡が減って落ちこんでいる時期は、小さな偶然にも「まだつながっている」と期待をかけやすくなります。そんなときは、まず自分が疲れていないかを確かめてみてください。
だからといって、シンクロの体験に意味がないわけではありません。自分がどれだけ相手を気にしているかに気づける、という点では大事なサインです。相手の気持ちを知るためのものではなく、自分の気持ちを知るための手がかりとして使うといいでしょう。
意味づけしすぎないためのチェックリスト
シンクロに夢中になると、相手の本当の様子が見えにくくなることがあります。次の項目に当てはまるものが多い人は、少し立ち止まってみましょう。
- 相手からの連絡や会う約束は少ないのに、偶然だけを根拠に期待している
- 相手に恋人や家族がいるのに、「縁があるから」と考えている
- シンクロを探すために、相手のSNSを何度も見てしまう
- つらい扱いをされても、「試されている時期」と受けとめている
- 友だちに相談すると心配されるが、聞き流している
2つ以上当てはまる場合は、シンクロより相手の行動を見るようにしましょう。連絡をくれるか、約束を守るか、自分を大切に扱ってくれるか。この3つのほうが、関係を考える手がかりになります。
相手に連絡を何度も送りつける、待ち伏せをするといった行動は、相手を困らせるだけでなくトラブルにもなります。気持ちがおさえられないときや、逆に相手からつきまとわれて困っているときは、身近な人や警察の相談窓口などに相談してください。
シンクロを恋愛に生かす方法

シンクロを感じたときは、それを行動のきっかけに変えるのがおススメです。次の順番で動いてみましょう。
- 起きたことをメモする:日付と出来事を短く書いておくと、あとで冷静に見返せる
- 相手との会話のネタにする:「さっきちょうど同じこと考えてた」と軽く話す
- 自分から一歩動く:ご飯に誘う、気になっていたことを聞いてみる
- 相手の反応を見る:返事の早さや、次の約束につながるかを確かめる
たとえば、相手と同じ映画を同じ週末に見ていたとわかった場合を考えてみます。「すごい偶然だね」で終わらせず、「次に気になってる映画があるんだけど、一緒にどう?」と続けると、偶然が次の約束につながります。相手が乗り気でなさそうなら、それもひとつの答えとして受けとめましょう。
偶然が続くのを待っているだけでは、関係はなかなか進みません。相手の気持ちが気になるときは、脈ありサインの記事で、行動から見るポイントを確かめてみてください。
占い師に相談してみたい人へ
シンクロが続くと、うれしい反面、「この気持ちを信じていいのか」と迷うこともあると思います。友だちに話すと笑われそうで、ひとりで考えこんでしまう人もいるでしょう。
占い師に話すと、相手との関係や自分の気持ちを、ちがう角度から整理できます。相手の生年月日がわかれば、星座や数秘術で2人の相性を見てもらうこともできます。言われたことは考えるヒントとして受けとり、次にどう動くかは自分で決めましょう。初めての人は、無料の特典で短く試してみるのがおススメです。
よくある質問
シンクロニシティは科学的に証明されている?
証明されたものではありません。ユングが心理学の考え方として示したもので、いまも受けとめ方は人によってちがいます。自分の気持ちをふり返るきっかけとして使うのがおススメです。
シンクロが起きる相手とは必ず結ばれる?
そうとは限りません。偶然が重なることと、相手の気持ちや2人の相性は別のことです。関係を進めたいなら、相手の行動や会話の様子を見ていきましょう。
シンクロが急に起きなくなったのはなぜ?
気持ちが落ち着いて、相手のことを考える時間が減ったのかもしれません。シンクロが減ったことを、悪いしるしと受けとる必要はありません。今の2人の関係そのものを見るようにしましょう。
片思いの相手とのシンクロは脈ありのサイン?
シンクロだけで脈ありかどうかはわかりません。相手から話しかけてくれるか、連絡が続くかなど、行動のほうを見て判断しましょう。
元彼とのシンクロが続くのは復縁のサイン?
別れた相手のことを考える時間が長いと、関係のあるものに気づきやすくなります。シンクロだけで復縁できるかどうかは判断できません。復縁を考えるときの見方は、復縁占いの記事にまとめています。
まとめ
シンクロニシティは、ユングが考えた「意味のある偶然の一致」のことです。恋愛では、好きな人とタイミングが重なる、偶然よく会うといった形で感じることが多いでしょう。
シンクロは、自分の気持ちに気づくためのヒントとして受けとるのがおススメです。相手の気持ちを決めつけず、偶然をきっかけに会話や誘いへつなげていきましょう。


