
好きな人の血液型を聞いて、自分との相性が気になった。合コンや職場の雑談で「何型?」と聞かれて、なんとなく答えに身構えてしまう。血液型の相性は、日本では今もよく話題になります。
この記事では、血液型の相性について、組み合わせ別に恋愛でよく言われているものをまとめました。ただ、占いババアのブログとして先に本音を書いておきます。血液型と性格の関係には、科学的な根拠は確認されていません。そのうえで、話のネタとして楽しむコツと、人を決めつけないための注意点も紹介します。
先に本音:血液型と性格の関係に科学的な根拠はない
血液型で性格がわかる、という考え方は日本で広く知られています。しかし、心理学の研究では、血液型と性格のあいだにはっきりした関係は見つかっていません。
よく知られているのが、2014年に心理学研究という学術誌に出た縄田健悟さんの論文です。日本とアメリカで行われた大規模な社会調査のデータを使い、合わせて1万人以上の回答を分析しています。その結果、性格や考え方についての68項目のうち、65項目で血液型による差は見られませんでした。差が出た項目でも、回答の違いのうち血液型で説明できるのは0.3%未満という、ごく小さなものでした。
つまり、「A型だからまじめ」「B型だから自由」といった見方は、データでは確かめられていないということです。この記事で紹介する相性も、あくまで「よく言われているもの」として読んでください。
日本人の血液型の割合
日本赤十字社の資料によると、日本人のABO血液型は、A型・O型・B型・AB型の順に多く、割合はおよそ4対3対2対1です。A型が約4割いるので、まわりにA型の人が多いと感じるのは自然なことです。
血液型ごとによく言われる性格のイメージ
相性の話をする前に、血液型ごとによく言われるイメージを表にしました。科学的な根拠のある性格分類ではなく、日本で広まっている「イメージ」です。
| 血液型 | よく言われるイメージ | 恋愛でよく言われること |
|---|---|---|
| A型 | まじめ、気配りができる、きちょうめん | 慎重に距離を縮める、尽くすタイプ |
| B型 | マイペース、好奇心が強い、正直 | 好きになると一直線、束縛は苦手 |
| O型 | おおらか、面倒見がいい、仲間思い | リードしたがる、一度決めると一途 |
| AB型 | クール、合理的、二面性がある | ほどよい距離を好む、ひとりの時間も大事 |
このイメージに当てはまる人もいれば、まったく当てはまらない人もいます。同じ血液型でも、育った環境や経験によって性格は大きく違うからです。
組み合わせ別の恋愛相性と言われるもの

血液型の組み合わせ別に、恋愛でよく言われる相性をまとめました。上のイメージをもとにした「言われ方」なので、当たっているかどうかより、話のきっかけとして楽しんでください。
| 組み合わせ | よく言われる相性 |
|---|---|
| A型とA型 | 価値観が近く安心できる。ただし遠慮しあって本音が出にくい |
| A型とB型 | 正反対で刺激しあう。ペースの違いでもめやすい |
| A型とO型 | O型が引っぱり、A型が支える。安定しやすい組み合わせ |
| A型とAB型 | おたがいに落ち着いていて、静かに長続きしやすい |
| B型とB型 | 自由をみとめあえて楽しい。決めごとはあいまいになりがち |
| B型とO型 | O型のおおらかさがB型の自由さを受けとめる |
| B型とAB型 | 趣味や会話が合いやすく、友だちのような関係 |
| O型とO型 | 話が早く気が合う。主導権をめぐってぶつかることも |
| O型とAB型 | 考え方の違いを面白がれれば、いいバランスになる |
| AB型とAB型 | 距離感の好みが似ていて、気をつかわずにいられる |
表を見ると、どの組み合わせにも「よいところ」と「気をつけるところ」が書かれています。相性がいいと言われる組み合わせでも、すれ違いはあります。反対に、もめやすいと言われる組み合わせでも、うまくいっているカップルはたくさんいます。
同じ血液型どうしのカップル
同じ血液型どうしは「似たもの同士」と言われます。考え方が近いと感じるなら、安心できる関係を作りやすいでしょう。一方で、ふたりとも同じところでつまずくこともあります。苦手なことが似ているなら、役割を決めて分担するのがおススメです。
違う血液型どうしのカップル
違う血液型どうしは、おたがいにないものを持っていると言われます。ペースの違いでいらっとしたときは、血液型のせいにせず、何がいやだったのかを言葉にして伝えましょう。違いを知れば、相手のよさにも気づきやすくなります。
星座の相性も話のネタとして人気です。星座どうしの組み合わせは星座の相性ランキングにまとめているので、血液型とあわせて楽しんでみてください。
なぜ「当たっている」と感じるのか

根拠がないと言われても、「でも私は典型的なA型だよ」と感じる人もいるでしょう。そう感じやすい理由は、心理学でいくつか説明されています。
1つ目は、誰にでも当てはまりそうな説明を、自分だけに当てはまると感じやすいことです。「人に気をつかうけれど、本当はマイペースなところもある」と言われると、多くの人が「わかる」と思います。
2つ目は、思いこみに合うできごとばかりを覚えてしまうことです。B型の人が遅刻すると「やっぱりB型」と記憶に残ります。A型の人が遅刻しても、血液型と結びつけて覚えることは少ないでしょう。
3つ目は、イメージに合わせて自分の行動が変わることです。小さいころから「A型はきちょうめん」と言われて育つと、自分でもそうあろうとすることがあります。
そもそも、血液型と性格を結びつける考え方は、昭和のはじめに教育学者の古川竹二が発表した説がきっかけとされています。身近な人を観察してまとめたもので、その後の研究では支持されませんでした。1971年には能見正比古の『血液型でわかる相性』がベストセラーになり、一般に広く知られるようになりました。
血液型で人を決めつけないために
血液型の話は、軽い雑談のつもりでも、相手を傷つけることがあります。「B型だから付き合いにくそう」と言われて嫌な思いをした人もいるでしょう。血液型を理由にした嫌がらせは「ブラッドタイプハラスメント」とも呼ばれます。放送倫理・番組向上機構(BPO)も、血液型による偏見や差別につながるおそれについて、注意をうながしてきました。
恋愛でも、血液型だけで相手を判断するのはおススメしません。次のチェックリストで、自分の見方を振り返ってみましょう。
- 血液型を聞いた時点で、相手の性格を決めつけていないか
- 相性が悪いと言われる血液型の人を、最初から恋愛対象から外していないか
- けんかの原因を「血液型のせい」にして、話し合いをさけていないか
- 相手が血液型の話を嫌がっていないか、表情を見ているか
相手の気持ちが知りたいなら、血液型よりも、その人の言葉や行動を見るほうが確かです。好きな人の気持ちの考え方は彼の気持ちの占いの記事にまとめています。
話のネタとして楽しむコツ

根拠がないとわかっていても、血液型の話は初対面の会話を盛り上げるきっかけになります。楽しく使うためのコツは次のとおりです。
- 「当たってる?」と聞く形にする:決めつけずに、相手に答えてもらう
- 自分の型でボケる:「A型なのに部屋が散らかってる」など、自分をネタにする
- 外れたときを楽しむ:イメージと違うところを、その人らしさとして話題にする
- 相手が乗ってこなければ、すぐ話題を変える:苦手な人もいると知っておく
たとえばデートで血液型の話になった場合を考えてみましょう。「O型っておおらかって言われるけど、当たってる?」と聞けば、相手は自分のことを話しやすくなります。答えの中身から、その人の考え方や好みが見えてくるはずです。
占い師に相談してみたい人へ
血液型の相性が気になるのは、相手との関係に何か不安があるからかもしれません。そんなときは、相性の言葉より、いまのふたりの状況を整理することが役に立ちます。
占い師に相談すると、自分では言葉にしにくい不安を、話しながら整理できます。生年月日を使う占いで、ふたりの関係の流れを一緒に考えてもらうこともできます。電話占いが初めての人は、初めての電話占いの使い方を先に読んでおくと安心です。
よくある質問
血液型の相性がいちばんいい組み合わせは?
よく言われるのは、A型とO型のように「引っぱる人と支える人」になる組み合わせです。ただし、科学的に相性のよい組み合わせがあるとは確認されていません。話のネタとして楽しむのがおススメです。
血液型の性格診断は海外でも信じられている?
血液型と性格を結びつける考え方は、日本や韓国などでよく見られますが、世界中で広まっているわけではありません。海外の人に話すと、驚かれることもあります。
血液型占いと星座占いは何が違う?
星座占いは、生まれた日の太陽の位置をもとにした西洋占星術の考え方です。血液型の性格分類は、占いとして楽しまれていますが、もとは性格を説明しようとした説から広まったものです。どちらも、自分を振り返るきっかけとして使うのがおススメです。12星座の恋のくせは12星座の恋愛傾向にまとめています。
相性が悪いと言われる血液型の人と付き合っても大丈夫?
大丈夫です。血液型で恋愛がうまくいくかどうかが決まるという根拠はありません。おたがいの考え方を言葉で伝えあうことを大事にしましょう。
まとめ
血液型の相性は、組み合わせ別にいろいろなことが言われています。ただ、心理学の大規模な調査では、血液型と性格のあいだにはっきりした関係は確認されていません。
相性の話は、相手を知るための会話のきっかけとして楽しみましょう。血液型で人を決めつけず、相手の言葉や行動をよく見ることが、いい関係への近道です。


