
楽しみにしていた初詣で、おみくじを開いたら「凶」。せっかくの新年なのに、なんだか一年がうまくいかない気がして、気持ちが沈んでしまう人も多いはずです。
この記事では、おみくじで凶や大凶が出たときの考え方をまとめました。凶が多いと言われる浅草寺や深大寺が、公式サイトで凶をどう説明しているかも紹介します。社寺の情報は、2026年10月時点で各公式サイトに書かれている内容を確認したものです。
あわせて、凶のおみくじを結んで帰るか持ち帰るか、引き直してもいいかという疑問にも答えます。悪い結果を、これからの行動のヒントに変える読み方も紹介するので、引いたおみくじを手元に置いて読んでみてください。
おみくじで凶が出ても落ちこまなくて大丈夫
凶が出ると「今年はもうダメだ」と感じるかもしれません。けれど、神社やお寺の説明を読むと、凶は「この先ずっと悪い」という宣告として書かれているわけではないとわかります。
東京都府中市の大國魂神社の公式サイトでは、凶とは、占ったことが吉よりも勢いのないことを示すと説明されています。そのうえで、凶が出てもやがて吉がやってくるので落ちこむことはない、とも書かれています。凶を引いたときは、神さまにご守護をお願いし、自分でも注意しながら、今まで以上に努力してみるようにとのことです。
つまり凶は、「今は勢いが弱いから、気をつけて進みましょう」という知らせとして受け止めることができます。おみくじは、結果を見て終わりにするより、書いてある言葉をどう生かすかを考えるためのものです。
凶・大凶の意味と考え方

凶は、一般的なおみくじの順番では下のほうに置かれる運勢です。神社本庁の公式サイトでは、順番の一例として「大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶」が紹介されています。順番そのものについては、おみくじの順番の記事でくわしくまとめました。
大凶は、凶よりさらに強い言葉です。国語辞典では、占いにあらわれる最も悪い相と説明されています。ただ、大凶が入っていないおみくじもあり、どこにでもある運勢とはかぎりません。
大國魂神社の説明には、大吉が出ても吉は凶にかえるので油断は禁物、という言葉もあります。運勢は今の状態を示すもので、ずっと同じままとは考えられていません。凶や大凶が出たときこそ、今の状態を立て直すきっかけと考えるのがおススメです。
凶が多いと言われる浅草寺と深大寺の説明
「あのお寺のおみくじは凶が多い」という話を聞いたことがある人もいるでしょう。ここでは、公式サイトで凶についてふれている2つのお寺を紹介します。どちらも、凶の割合を数字で示しているわけではありません。
浅草寺(東京都台東区)
浅草寺の公式サイトのよくある質問では、浅草寺のおみくじは「観音百籤」というものだと紹介されています。比叡山延暦寺の良源僧正(元三大師)によって広く普及したとされ、浅草寺にも伝えられたものです。
同じページには、「浅草寺のおみくじは凶が多い」とよく言われるが、古来のおみくじそのままだ、と書かれています。凶が出た人も恐れることはなく、辛抱強く誠実に過ごすことで吉に転じる、という説明です。凶が出た人は、観音さまのご加護を願い、境内の決められた場所におみくじを結んでご縁をつなぐよう案内されています。
深大寺(東京都調布市)
深大寺の公式サイトでも、おみくじの創始者として元三大師が紹介されています。深大寺のおみくじは古来のままなので、凶が多いことで知られているそうです。そして、凶には吉に好転する力がひそんでいる、と書かれています。
浅草寺のページには、おみくじの棒は備え付けの筒に必ず戻すように、というお願いも書かれています。おみくじを引くときは、こうした決まりも守りましょう。
どちらのお寺も、凶を怖がらずに前向きに過ごすことをすすめています。凶が出たからといって、そのお寺との相性が悪いと考える必要はありません。
凶のおみくじは結んで帰る?持ち帰る?

凶が出たおみくじは、境内に結んで帰るものと考えている人もいるでしょう。神社本庁の公式サイトでも、境内の結び所に結んで帰る習わしがあると紹介されています。同時に、持ち帰っても差し支えないという説明です。
どちらにするか迷ったら、次のように考えると決めやすいでしょう。
- 結んで帰る:悪い流れを神社やお寺に預けて、気持ちを切りかえたい人に向いています。
- 持ち帰る:書かれた注意点を、ときどき読み返して自分の戒めにしたい人向けです。
- 参拝先の案内に従う:浅草寺のように、凶が出たら結ぶよう案内しているところもあります。
結ぶ場合は、木の枝ではなく、境内に用意されたおみくじ結び所に結びましょう。結ぶ場所や、持ち帰ったおみくじの返し方は、おみくじは結ぶ?持ち帰る?の記事でくわしく紹介しています。
凶が出たらおみくじを引き直してもいい?
凶が出ると、もう一度引いて良い結果を出したくなります。神社本庁のおみくじのページには、引く回数や引き直しについての決まりは書かれていません。参拝先に案内がなければ、引き直すかどうかは自分の気持ちで決めることになります。
ただ、良い結果が出るまで何度も引くと、最初のおみくじに書かれていた助言を読まずに終わってしまいます。おみくじを、自分にとって都合の良い答えを探す道具にしないことも大切です。
たとえば一度目が凶で二度目が大吉だった場合、大吉のほうだけを信じたくなるのが自然な気持ちです。けれど、一度目の凶に書かれていた注意も、今の自分に向けた言葉として読んでおくと損はありません。
引き直したい気持ちが強いときは、まず最初のおみくじを最後まで読みましょう。そのうえで、日をあらためて参拝したときにもう一度引くと、落ち着いて受け止めやすくなります。結果が気になって何度も占いたくなる人は、占いを信じすぎてしまうときの記事も読んでみてください。
悪い結果を行動のヒントにする読み方

凶のおみくじには、「急ぐな」「人の言葉をよく聞け」など、具体的な注意が書かれていることがあります。こうした言葉は、今の自分が気をつけるポイントとして読むと役に立ちます。
次の手順で読み返すと、悪い結果も行動に変えやすくなります。
- 和歌や最初の文章を読み、全体として何を伝えているかをつかむ
- 願い事・恋愛・仕事など、今いちばん気になる項目を読む
- 「控えよ」「待て」など、やめたほうがよいことを一つ書き出す
- 反対に、今日からできる小さな行動を一つ決める
- 一か月後にもう一度読み返し、できたことを確かめる
たとえば恋愛の項目に「焦れば失う」とあれば、返信をせかすのをやめて、自分の予定を充実させてみるといった形です。仕事の項目に「人と争うな」とあれば、意見がぶつかりそうな場面で、ひと呼吸おいてから返事をする、と決めておくのもよい方法です。
運勢が凶でも、項目ごとに見ると「良し」と書かれたものが混じっていることがあります。悪い項目だけでなく、良い項目にも目を向けてみましょう。今年力を入れたいことが見えてくるはずです。占いで悪い結果が出たときの考え方は、占いで悪い結果が出たときの記事でもまとめています。
このブログのTOPページのおみくじでも、毎日おみくじを引くことができるので、気軽に試してください。結果に一喜一憂するより、その日に気をつけたいことを一つ決めるきっかけとして使ってみてください。
凶が出た日にやっておきたいこと
凶が出た日は、気持ちが落ちたまま帰ってしまいがちです。参拝を気持ちよく終えるために、境内を出る前に次のことを確認しておきましょう。
- おみくじを最後まで読み、気になる言葉に印をつける
- 結んで帰る場合は、結ぶ前にスマホで写真を撮っておく
- 持ち帰る場合は、折れないように手帳や封筒にはさむ
- 気をつけることを一つ決めて、スマホのメモに書いておく
- お参りできたことへのお礼を心の中で伝えてから帰る
写真を残しておくと、おみくじを結んで帰っても、あとから内容を読み返せます。凶のおみくじは、読み返すたびに「最近は焦っていないか」と自分を見直すきっかけになります。
新しいことを始める日を選びたい人は、開運日カレンダーで日にちを確認しておくのもおススメです。凶が出た年でも、準備を整えてから動けば、落ち着いて取り組めます。
よくある質問
大凶が出たら、何か特別なことをしたほうがいいですか?
特別な決まりはありません。おみくじに書かれた注意を読み、気をつけることを一つ決めるのがおススメです。不安が強いときは、参拝先の神社やお寺の方に相談してみましょう。
凶のおみくじを財布に入れて持ち歩いてもいいですか?
神社本庁の公式サイトでも、おみくじは持ち帰って差し支えないとされています。戒めとして持ち歩き、ときどき読み返すのも一つの方法です。持ち歩くのが気になる人は、境内の結び所に結んで帰りましょう。
凶が出た神社やお寺には、もう行かないほうがいいですか?
その必要はありません。浅草寺や深大寺の公式サイトでも、凶は吉に転じるものとして説明されています。お礼参りのつもりで、また足を運んでみてください。
病気やお金の項目に悪いことが書いてあって心配です。
おみくじは、生活を見直すきっかけとして読むものです。体調やお金について本当に不安がある場合は、おみくじだけで判断しないようにしましょう。医療機関や専門の相談窓口に相談してください。
まとめ
おみくじの凶は、今は勢いが弱いことを示す運勢です。大國魂神社や浅草寺、深大寺の公式サイトでも、凶はやがて吉に転じるものとして説明されています。
凶のおみくじは、結んで帰っても持ち帰ってもかまいません。参拝先に案内があればそれに従いましょう。引き直すより、書かれた注意を一つ行動に変えることを大切にしてください。
占いに相談する前に読んでおきたい記事
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